浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
「私はあなた(夫)に苛立ってます。怒ってます。」
と、自分の感情を正しく伝えるのでなく、
私はすごく気分が悪い、気分を損ねてる。あなたに腹が立ってる。あなたに怒ってる態度だけを出す。
多かれ少なかれ、誰しもそういう態度は出します。
しかしネガティブな感情を抱くと、なぜ自分はそういう気持ちなのかを相手に言うのでなく、無視し始めたり、冷たくなったり、態度が悪くなる振舞だけとる方は一定数います。
夫が「どうかしたのか?」と気づかないはずがないが、なぜ妻は急に不機嫌になったんだろうと感じた場面もあったでしょう。
それでも不機嫌モード全開で、「別に」などとはっきりしないまま。
私が何を言いたいか気づけよ、空気を読みなさいよって感じか。
不倫夫に対してなんでもかんでもはっきり主張したほうがいいと言っているのではありません。
こういう方ははっきり言うべき内容、場面でも、こんな自分が出る確率が高い。
責めるとか非難するとか、ガミガミ言うのではなく、適切に自分の感情を相手に言わないと、相手はわからないのです。
ただ嫌な感じな人(妻)にしか見えなかったり、夫によっては俺のことを嫌いなのか?一緒にいたくないんだろうか?とネガティブに感じさせるだけです。
そう感じさせたい。そう思わせたい。それでもいいのでは?
言いたいことはわかりますが、ネガティブな出来事が起きるたびにこんな方法をとっていたら、溝は深まるばかりです。夫婦だけでなくあらゆる人間関係においてもリスクです。
これまでの人生を振り返れば、相手にはっきり主張せず、自分にとって嫌なことでも波風を立てたなくないから合わせる傾向な人が多い。
表面はイエスでも内面はNO!気づかれないよう避けだしたり壁をつくったりする。
いったい何を考えているんだろう。なんか嫌な感じだなと他者に感じられた場面もあったでしょう。
自分の不機嫌な態度だけで、相手が理解できると思わないほうがいい。とくに不倫者にはです。
どうして気分が悪いのか、気分を損ねたのか。腹が立ったのかを冷静に伝えてください。
そして妻のその感情に対して、夫も何かしら自分の感情を言うでしょう。
内容がどうであれ、腹を割って話せている(伝え合っている)状態です。
そのとき必要なスキルは、最後まで聞いてみる。
自分の感情もですが、相手の感情もいったん理解しようと頑張ってみることです。
相手に期待し過ぎていた自分に気づくこともあるでしょう。
相手の立場から考えたら、自分も折れるところがあるなと感じたかもしれません。
それに本当にそこまで腹が立つことだったのか、、、。ということもあります。
円満な夫婦、コミュニケーションがとれている夫婦はこうです。
勃発した問題や、ネガティブな感情を先送りしません。